« 閉会式3 | トップページ | 第24回世界コンピュータ将棋選手権開幕 »

2013年5月 6日 (月)

▲Bonanza-△GPS将棋戦について

20130505_98
最終戦後、GPS将棋の金子さんに結果的に優勝決定戦となった7回戦▲Bonanza-△GPS将棋戦の分析していただきました。
図は△7六銀と打てば詰み。以下の進展でも先手玉に詰みのある局面がいくつかありました。しかし、GPS将棋は詰みを再三逃し、最後は時間切れ負けで逆転負けを喫しました。
「詰みルーチンは詰み手順の△7六銀を読んでいましたが、時間に追われて△7八銀を打ってしまいました。司令塔に詰みルーチンと他のルーチンのどちらが早く手を返すかですが、1秒将棋になっても詰みがあるはずなら、詰み探索の結果を待たないといけないのに、それを優先させるようにする思考を入れていませんでした。詰みに関しては、詰み担当が詰みを見つけたら、他の部門を眠らせておくようにするのでした。
詰みルーチンが詰みを見つけます。でも、詰まし方を分かっていても、最初の1手しか教えないのです。王手をかけて、相手が応手したときに、そこでもう1回考えます。すると、すぐに詰みを見つけるはずですが、まれに2手前にやさしく見つかった詰みでも、手を進むと見えにくくなることがあります。なので、本当は詰みを見つけたら、詰み筋を覚えておいて進めるようにしておくべきでした」とのことでした。
「切れ負けならではですね。秒読みなら問題はないのですが、切れ負け用の工夫が必要でした。私のミスでした。いくつか反省事項があります」と振り返られていました。

|

« 閉会式3 | トップページ | 第24回世界コンピュータ将棋選手権開幕 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ▲Bonanza-△GPS将棋戦について:

« 閉会式3 | トップページ | 第24回世界コンピュータ将棋選手権開幕 »