【1~3位 挨拶】
(優勝した「ボンクラーズ」の伊藤英紀さん)
「自分でも優勝できると思っていなかった。これまで誰もやっていなかった分野をやり、手本のない世界を自分なりに苦しみながらやったことが今日の結果につながったのかなと思っています」
(準優勝の「Bonanza」の保木邦仁さん)
「Bonanzaは皆さんに育てていただいている側面が増えてきました。皆さんにかぶりついて、どうやったらもっと強くなるか意見を聞いて参考にしたい。ドンドン強い将棋プログラムを公開できたらいいなと思っています」
(3位入賞「習甦」の竹内章さん)
「このままでは読みの深さで負けていると思い、最後の一勝負で思い切った枝刈りをしたことが今回の結果的に功を奏したと思う。皆さんはクラスタなどのアイデアを出されていますが、私は評価関数にこだわっていまして、来年もいまのスタンスにこだわってやっていきたい」
【講評】
(阿部健治郎四段)
「本大会を見て、終盤が強いというよりも、最終盤が強い印象を受けました。狭いところでの強さが発揮されますね。中盤は粘り強く、差を広げられないようにしていました。中盤と終盤の境目にまだムラがあるようにを感じました。序盤は下手だなと思いましたが、それについて飯田先生に聞いたのですが、「あえて定跡は使わない」とのことでした。上位者が定跡を使うと、その知識で負けてしまうことがありうるので、それを避けるためのものでした。そういう考え方は棋士としては、研究将棋とも言われているので参考にしたいと思います」
(勝又清和六段)
「二次予選で芝浦将棋を注目していました。今年は1手も定跡を指さなかったんです。定跡を使えなかった時代から見ているんですね。定跡が使えるようになった、辞書が使えるようになったという現在から、「使えない」から「使わない」というのは一つの進歩だと思います。初手▲7八飛を指した将棋がありましたが、プロ棋界でも2手目△3二飛があってもしかしたら、コンピュータが新しい手を生み出すかもしれません。全体の内容としては、自由に指していましたが、中終盤は粘り強くなりました。人間が戦略を立てないと厳しくなった印象があります。コンピュータが、いろんな技術を組み合わせて強くなっています。これからどうなるか楽しみで、ワクワク半分、怖さ半分でした」
(竹部さゆり女流三段)
「専門用語が多くて分からないことが多かったが、開発者の方の話を聞いて、楽しく見ることができた」
(中村真梨花女流二段)
「中盤以降、自分が考えない手が多く勉強になるなと思いました。これから切磋琢磨して強くなるのかなという時代だと感じます。将棋の師匠がコンピュータという時代も来るかもしれませんが、それも面白いと思います」
長い間、観戦ありがとうございました。
7回戦の結果は以下の通りです(左側が先手)。
激指○-●習甦
YSS○-●Blunder
GPS○-●Bonanza
ボンクラーズ○-●ponanza
この結果、決勝の成績は以下の通りとなります。
1位 ボンクラーズ【5-2】
2位 Bonanza【5-2】
3位 習甦【4-3】
4位 激指【3-3-1】
5位 ponanza【3-3-1】
6位 GPS将棋【3-4】
7位 Blunder【2-5】
8位 YSS【2-5】
5勝2敗でボンクラーズとBonanzaが並びましたが、SB方式(勝利した相手がどれだけの勝ちをあげているかの合計数で競う)でボンクラーズは17.5、Bonanzaは15となり、ボンクラーズの優勝となりました。
(決勝リーグ結果)
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 | 31 |
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